企業の移転にともない、長年大切にしてきた神棚を、新オフィスへと移す場面に直面することがあります。
神棚の取り扱いには決まりごとが多く、正しい手順や配慮を欠かすと、不安を招く要因になりかねません。
本記事では、オフィス移転時に神棚を移動させる手順や注意点、設置する方角について解説いたします。
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オフィス移転時に神棚を移動させる手順
移転にあたっては、まず神棚へ移転の報告をおこなうことが基本です。
日頃の感謝を伝えるとともに、新しい場所でも社をお守りいただけるよう祈願します。
次に、神棚の様子を写真で記録し、現状を確認できるようにしておきます。
清掃は、乾いた布やハタキを使って丁寧におこない、神棚やお札に直接触れる際は手を清めましょう。
梱包は他の備品より後におこない、白布など清潔な布を敷いた上で慎重に扱います。
お札は、とくに神聖なものとされているため、白布や和紙で包み、他人に預けず自社内で保管します。
また、運搬は可能であれば自社の社員がおこない、搬出から搬入まで責任を持って対応するのが望ましいです。
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オフィス移転時の神棚の注意点
移転前の報告が済んでいない場合は、出発時や移転当日にも、祈りを込めて報告することが推奨されます。
長年使用してきた神棚が劣化している場合は、移転を機に新調することも選択肢のひとつです。
古い神棚やお札は、元の地域の氏神様を祀る神社に、返納するのが正式な方法です。
移転先が別の地域になる場合、その地域の氏神様を調べて、新たなお札を受けとる必要があります。
この手順を踏むことで、新しい土地でも神様に守っていただける環境が整います。
また、神棚の配置や取り扱いに関して、社内で共通理解を持つことも、移転後のトラブル防止につながるでしょう。
なお、専門的な儀式が必要な場合は、地域の神社に相談すると安心です。
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オフィス移転後の神棚の設置方角
新しいオフィスで神棚を設置する際は、まず方角を確認しましょう。
一般的に、神棚は東向きまたは南向きが良いとされ、とくに東向きは発展を意味し、南向きは名誉や信用につながるとされています。
社内の間取りや、業務スペースとの兼ね合いを考慮しながら、適切な方角と位置を選ぶことが大切です。
設置位置は、目線よりも高く、社員が自然に見上げる場所が理想的です。
水回りやトイレの上、出入口の真上など、不浄とされる場所や騒がしい場所は避けるべきとされています。
また、天井裏に人が通るスペースがある場合には、神棚の上部に「雲」などと記した紙を貼る習慣もあります。
これは神棚の上に何もないことを意味し、神聖さを保つための配慮です。
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まとめ
移転時は神棚に報告し、掃除と記録を済ませた後、慎重に梱包・運搬し、新オフィスで最初に設置します。
古くなった神棚は新調を検討し、地域の神様が変わる場合は、お札の交換も忘れずにおこないましょう。
設置場所は東向きや南向きを基本に、社内環境に適した高所に設けることが大切です。
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株式会社三和住宅 宇都宮平松本町店
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